ニューヨーク(番外編)ジミー ツトム ミリキタニ

皆さんは、日系アメリカ人のジミー ツトム ミリキタニという路上画家をご存知ですか?1920年6月15日にカルフォルニア州のサクラメントで生まれたジミーは、生後3ヶ月で日本に戻ります。母の故郷である広島県五日市町で18歳まで育つも、1938年絵描きになる夢を抱いてアメリカへ再び戻る。しかし、1942年の大統領令により、米国籍を持つにも関わらずツールレイクの日系人強制収容所に送られた。そこで米市民権を放棄、終戦後の1947年まで約5年間数ヶ所の収容所に拘留された。市民権はその後も回復されず、働き場を得られず各地を放浪。1950年代始めにニューヨークに流れ着いた。ここで仏教会の援助を受け料理人として1980年代後半まで約30年間東海岸を渡り歩きレストラン等で働く。1959年に市民権は回復したが、引越しを繰り返していたため通知は届かなかった。

1980年代後半、雇用主が亡くなり突然住む場所も職も失う。ニューヨークのグリニッジビレッジのワシントンスクエアパーク近くの路上でボールペンなどで描いた猫の絵を売る。2001年、ミリキタニの絵を買ったことが縁でリンダ ハッテンドーフと知り合い、ミリキタニの半生と二人の交流を描いた『ミリキタニの猫』が製作された。2012年10月21日にニューヨークの病院で死去。

管理人は2017年8月に丸木美術館で開催されたミリキタニ展を訪れた。その際に原爆ドームを描いた絵も出展されていた。